政治家ってどんなことを考えていると思いますか?
住民の方から支持を受けて当選することはとても政治家にとって重要な仕事のひとつとなります。選挙での当選なしに自らが理想とするまちづくりを実現することはとても難しいため、「当選しなければただの人」なんてふうに言われているのが政治家です。そのため、「何としてでも当選したい!」と思い、「どのような政策を掲げれば支持を得られるか」を一生懸命考えているのが政治家だということができます。
自分世代の投票率を上げることで、政治家の目を若い人たちに向ける事が可能!
政策を考える場合、誰の支持を受けたいのか考える必要があります。
この街にはどのくらいの人が住んでいて、どんなことを考えていて、どんなことに困っていて…たとえば小郡市の場合、選挙権を持つ18歳以上の人口構成はこのような感じになっています。

小郡市の人口構成(総務省統計局による「平成27年国勢調査人口等基本集計」より)
このグラフだけを見ると、「30代以下は少し少ないな」「でもそこまで大きな差はなさそうだな」と感じるかもしれません。でも実はこの先に大きな落とし穴が…。年齢ごとの投票率をみてみましょう。

福岡県内の年齢層別投票率(2017年10月22日、衆議院議員総選挙。「広報おごおり」より)
45歳未満の投票率が50%未満、30代以下はとても低い数値になっていることが分かります。「忙しかったから」「政治はよくわからない」「自分ひとりが投票したところで世の中変わらないだろう」なんて思ってはいませんか?そういった積み重ねが、実は若い人たちが暮らしにくい街を作る原因になっているのです。
先ほどの人口構成を、福岡県内の投票率に当てはめてみると、そのことがはっきりとあらわれます。

もう、圧倒的ですね。60代の投票者数(5958人)に対して30代の投票者数は2654人(44.5%)、20代に及んでは1643人(27.6%)と圧倒的に差が開いてしまっています。
「若い人のための政策を打ち出しても、彼らは投票してくれないからなぁ」なんて思われるだけならまだいい方で、「若い人に不利なまちづくりをしたところで彼らは投票しないから怖くない」なんて思われていたりでもしたら…